角野 晴彦 教授

研究内容

概要

環境分野の研究は,水や有機性廃棄物の処理に関する課題です.ここでは,特に微生物の力を利用して処理する技術を研究開発しています.微生物は目では見えない小さな生物ですが,これまで何億年にもわたって地球環境を支えてきた立役者です.これからも微生物の力を最大限に発揮できれば,環境問題を解決する強力な仲間になります.環境問題は,年々注目されてきておりますが,一朝一夕に解決できる方法はありません.また,一個人の力で劇的に改善できるものではありません.本研究も,微生物と同じように歩みや成果は小さくとも,必ず環境問題の解決に貢献させるという信念を持って,成果を積み上げていきます.

教育分野の研究は,高専をはじめとする工学教育に関する課題です.高専は、創設より半世紀を越えました.この半世紀以上の間に,日本は科学技術立国として世界から認められ,我々の生活も変化を続けています.現在も,将来も,半世紀前とは異なる技術者の育成が必要になります.本研究では,その時代に必要な技術者像は,どのような人物なのか?高専の役割は何処にあるのか?を明らかにしていきます.

専門分野/キーワード

  • 環境工学/省エネ型排水処理,有機性廃棄物処理,環境修復技術,微生物生態
  • 工学教育/エンジアリングデザイン,共同教育

主な研究テーマ

  • 嫌気性排水処理とその周辺技術
  • 窒素含有排水処理
  • 高専におけるエンジニアリングデザイン(ED)能力育成

所属学会

  • 日本水環境学会
  • 土木学会

研究者情報

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リンク

角野研究室の研究の一部は,公益財団法人JKAからの補助を受けて実施しています.

公益財団法人JKAの2022年度オートレースの補助を受けて実施した研究成果を次に示します.

研究課題:メタン発酵法と新規な散水ろ床型脱窒法による電子産業排水処理の省エネ・効率化

中学生の方へ

研究紹介

ひとこと

早くも(中学生にして)技術のプロフェッショナルになりたいと考えていれば高専を!雨,風,地震そして環境を汚濁する物質にも立ち向かえる勇者は環境都市工学科を!進路の選択肢として挙げて下さい.

日本発の独自の教育(高専)で,個性を発揮しながら,勉強しましょう.

私の高専における研究や思いを知りたい人は,以下の記事も読んでみて下さい.

『排水処理の研究は実用化まであと一歩! 高専卒の角野先生が続けた現場における研究とは』

お問い合わせ先

角野 晴彦

058-320-1408

sumino@gifu-nct.ac.jp