岐阜高専ソーシャルドクター・スタートアップ育成プログラム
本校では現在「岐阜高専ソーシャルドクター育成」を実施しており、高専教育5年間において社会問題解決を担うソーシャルドクターを育成すべく、段階的に展開する教育活動を行っています。これを母体として、スタートアップ人材育成に向けた活動施設の整備を行い、高専5年間を通した戦略的なアントレプレナーシップ教育支援を統合することによって、以下のスタートアップ人材の育成を目指しています。
[目標1]
就職した企業において、社内ベンチャー支援や企業合併などの機会を活用して、新規事業を立ち上げることができる創造的・実践的な技術者になる。
[目標2]
業務経験を積んだのち出身地に戻り、仕事の経験を基盤に、地元の仲間とともに地域に根ざした起業ができるような、地域密着型の技術者になる。
ものづくりリテラシー教育実習は、岐阜工業高等専門学校の学生が提案するものづくりリテラシー教育プログラムに基づき 実施する本校近隣地域における科学及び技術に関する基礎知識の普及活動を通して、これに 参加する学生に対し、工学的知識の伝達能力の基礎や論理的思考方法の獲得,ものづくりに 関する倫理観及び社会的貢献の必要性等に関する基礎的理解、それらを応用する能力を修得 させることを目的としています。
相互のコミュニケーションを促し、共通の問題解決を目指して新たな創造や発見を行う教育方法です。「岐阜高専ソーシャルドクター・育成プログラム」の一環として、第3学年での協同教育を実施しており、5学科横断で構成された各班が、SDGs(持続可能な開発目標)に関連して、社会問題の解決提案を目指します。
企業連携型事業アイディアソン
学生が更に実践的な課題解決能力を身に着けられる仕組みを構築するため、令和6年度はメディア総研株式会社の運営協力のもと、企業様と連携してアイデアソンを実施しました。この企画は、企業課題に対し、学生がグループワークを通じて解決策を考案し、高専祭にて学生が解決策の発表を行いました。
スタートアップ教育活動として、アントレプレナー・イントレプレナーについて講演会を通じて高専の学生に新たな気づきを得る機会の場を設けています。
本校 OB が実現化したイントレプレナーによる「SmaChari(スマチャリ)」を学内でレンタル開始
スタートアップ教育環境整備事業経費で購入した「SmaChari(スマチャリ)」の操作説明・試乗会には学生・教職員26名が参加し、実際に試乗した参加者からは「細かな出力の調整ができて、軽いのに早い」、「普段スポーツタイプの自転車を使用しているが段違いに走りやすい」との声が上がり、会場は終始盛り上がりを見せた。この説明会・試乗会では、アントレプレナーシップに関する講座は数多くある中、本校 OB が実現化したイントレプレナーに関する貴重な意見が聞くことができ、多くの学生が刺激を受けるよい機会となった。この説明会・試乗会の後に、学内で「SmaChari(スマチャリ)」のレンタルを開始している。
「SmaChari(スマチャリ)」の操作説明・試乗会の様子