岐阜高専(校長:伊津野真一)では、令和4年4月から、学生寮に顔認証による点呼システムを全面導入し運用を開始しました。
顔認証と体温測定を同時にできるHESTA security gate(顔認証装置)を利用して、在寮確認を自動的に行うとともに毎日の体調確認が行えるシステムとなっています。
従来、学生寮の在寮確認は、学生同士の対面による点呼によって行っていたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、寮生の接触機会を減らすため、LMSなどを利用した点呼の電子化を図ってきましたが、このたび、中島泰貴寮務主事の主導により、電気情報工学科の田島孝治准教授、柴田欣秀准教授らが中心となり独自システムを構築、運用段階まで設計を行い本格実施となったものです。
各寮棟の玄関付近に設置されたカメラ装置に寮生が顔を映すだけで在寮と体温を同時に記録、装置から抽出されたデータは、本校オリジナルで構築した確認用サイトによって、当直教員や寮務会議委員が随時寮生の体調を確認できる仕様となっています。
これにより、簡単で、確実かつ迅速な健康管理が行えるとともに、入退出システムとの連携により防犯の向上や業務軽減にも寄与できると考えています。