岐阜高専は、11月28日に「第2回FD講演会」を本校多目的ホールにおいて開催しました。本講演会は、教育の質の向上を目指した授業の計画及び実施への取り組み事例を紹介することにより、受講者の意識向上を図ることを目的としたFD研修として、年間2回の開催が計画されています。
今回は、アクティブラーニング実践についての啓蒙と促進を図ることを目的とし、仙台高等専門学校 総合工学科の若生一広教授が「仙台高専における次世代型教育への取り組み」と題して講演を行いました。
この取り組みは、既存の教育システムを抜本的に改変し、次世代型の教育システムを構築・実践するもので、目指す教育システムは「全ての学生の能力を十分に伸ばす」ことを念頭に置いたアクティブラーニング型授業、二種類のPBL、マイペース完全習得学習から構成されます。そして、これを実現するために、教員の教育能力開発、カリキュラム開発、インフラ・支援体制整備等を重点的に実施することで、深い専門知識を有し、21世紀を生き抜くスキルを持った人材、並びに新しい分野を切り開く有益な人材の育成を目指すものです。
講演終了後には活発な質疑と意見交換が行われ、本校教職員の授業改善についての意識が一層深まる良い機会となりました。