2018/9/27
電子制御工学科 小木曽里樹助教が、フランス・ナントで開催された屋内測位・ナビゲーションに関する世界最大級の国際会議International Conference on Indoor Positioning and Indoor Navigation (IPIN 2018)にてBest Presentation Awardを受賞しました。受賞題目は「Robust Localization of Mobile Robot in Reverberant Rooms Using Acoustic Beacons with Iterative Bayesian Filtering」です。本発表では、従来の理論では扱うことが困難であった屋内における音の反射・残響を、簡便な計算と計測で考慮できる新しい屋内測位理論を提案しました。この提案法を用いることで、従来法に比べ反射・残響による測位の誤差を減少できることを示しました。
IPINは屋内測位に関する世界最大級の国際会議で、37の国から300名以上の参加があります。当該学会では124件の研究が分野ごとにTrack A、B、Cに分かれて発表を行い、本発表は各々のTrackで最も優れた発表1件に送られるBest Presentation Award Track Bを受賞しました。当該学会における日本からの研究発表としては本件が唯一の受賞となりました。